2006年01月25日

三国志 曹丕3・完結編 ゲームでの曹丕

 さて、この曹丕シリーズ、長くなってきましたがようやく完結編。ゲームでの曹丕を書きます。
 ゲームでは、三国志の第一シリーズでは、知力74で武力92って、逆じゃないか?と思ったり、なぜか曹操配下において忠誠度が98ということで劉備あたりの高カリスマ君主で引き抜けてしまうというめちゃくちゃな現象がありました。曹丕、さらに孫権を配下にして親兄弟と戦わせるのはオツなものでした。しかし三国志も]になると知力武力ともほぼ妥当とも思われる数値になってますが、もっとも史実に忠実なのは、むしろ懐かしの「ナムコ 三国志」でしょう。武力が大変低いです。
 それらのゲーム上ではなんとなく地味だった曹丕ですが、殻を破ったのは、なんと言っても真・三国無双4。初めて見たとき衝撃を受けました。悪役キャラを極めるとかっこいい・「美しい」(笑)。「踏み潰せ」「跪け」「消えろ」…。なんとナルシスト。キャラでは曹操を超えてます。ここまでキャラを立てるとは、コーエーには脱帽です。父・曹操をことあるごとに矮小化する発言も素晴らしい。「官渡の戦い」での甄姫とのやりとりは、ホストクラブか、午後1時30分からの昼メロか。その求愛に答える甄姫は、悪いやつと分かっていても惹かれていく女心か…。ただ、史実では、甄姫も後の方で「郭氏」の登場によって曹丕の愛が移ろってしまうあたり、かわいそうといえばかわいそうです。甄姫の息子の曹叡が即位して「郭氏」に復讐するあたり、なんとなく曹叡が家光っぽいとも思うのですが(家光の場合は、もちろん実の母を嫌っていたので異なりますが)。曹叡はゲーム中では雑魚キャラ扱いですね。父親である皇帝曹丕に対しても「勝てそうですぜ!」って他の武将と同じセリフだし、そもそも言葉遣いがやくざの「でいり」みたいです。あえてそばに居て「よく吠える虎」ごときの孫権に討ち取らせてみたところ「すんません」って、なんか、親分のかわりに突っ込んであっさりやられた鉄砲玉みたいな・・・。
 
 話を曹丕に戻すと、曹丕の史実での冷酷さを極めたのがこのキャラでしょうか。ただ、あの悪そうな美男ぶりはまた凄いですね。この間ゲームをやっていたら、横で見ていた母が、「なんで柳沢吉保が三国志のゲームに出ているの?」といいました。そうです、「大奥 華の乱」での「北村一輝」演じる「柳沢吉保」に話し方までそっくりです。ただ、ゲーム発売時点は「大奥 華の乱」放送開始前なんで、「大奥 初代シリーズの 徳川家定」をモデルにしたんでしょうか。北村一輝は「夜王」にも出ていますが、やはりそっくりです。
 衣装も、モデル2の「白い曹丕」がいいですね。本当に結婚式の新郎かホストみたいです。ここは的盧に乗せたいところですね。もはや「白馬に乗った王子様」としか見えません。官渡の戦いで白馬をかっぱらってから「戦場に咲く徒花」甄姫のもとへ言って甘いセリフをはけば、そりゃぁ、甄姫だって、袁家と滅びるより曹丕のもとで咲き誇りますよね(ネタバレ注意)。
 ゲームの扱いやすさもまあまあ。ちょっと攻撃範囲が狭い気もしますが、「跪け」と無双乱舞でクールに回転しまくってくれます。ただ、無双モードでそのまま進むと、街亭の戦いくらいまでは何とかなるのですが、強化が追いつかないまま五丈原の戦いになって、ぼこぼこにされてしまいます(下手なだけでしょうか)。魏延の野郎、馬岱とつるんで「我レ…闘イ…求ム…」とはふざけやがって。234年に馬岱に後ろから殺される運命なんですよ、と教えてあげたい(笑)
 本当はフリーモードで強化せずに最後まで行きたかったのに、結局、官渡の戦いでトレーニングしてクリアしました。圧巻は合肥新城の戦いですね。最初のムービーで、曹操の覇業を継ぐことになると言いかけた司馬懿を制して「違うな。曹孟徳の後を継ぐのではない。私はこの私としてただあるがままの天をつかむのだ」とは、自らのアイデンティティの確立の宣言でしょう。そしてクリア後のエンディングでは、天下統一したにもかかわらず司馬懿に対して「あるいは治世のまま奪われるか」「私の目の届かぬ世となったら、お前の好きにするがよい」。司馬懿の芝居(しばい)もお見通しとは、さすが!

 ああ、大変長くなりました。曹丕シリーズはこれで終わります。結局、僕は曹丕(的な冷たい側面のある君主)、好きなんです。やさしいだけでは権力者は務まらない、ということで。この曹丕シリーズ、お付き合いいただいてありがとうございました。


posted by きよくん at 14:45| 三国志 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする